年金の知識をつけよう

老後の生活の重要な収入源が年金ですが、老後を迎える人の大半が年金を頼りにしていると思います。実際に年金をすでに受給している人の中で収入の7割に当たるのが年金なのです。

生活費の7割を年金から出していうということがわかりますが、老後の生活でとても重要な収入源になる年金は、どの程度もらえるのでしょうか。

参考:日本年金機構

国民年金保険

国民年金保険は、原則65歳から受給可能です。原則的には25年以上加入していることが条件で20歳から60歳までの40年間すべての保険料を納めた場合には満額を受け取ることができます。保険料を納めなかった時期がある人は金額が減ります。

1回にもらえる金額を減らして60歳から早めて受給することも可能ですし、70歳からもらう代わりに、5年分をそれに上乗せして多くする受給方法などもあります。国民年金保険でいくら年金がもらえるのか計算する方法としては、満額が778500円なので、保険料をきちんと40年間納めていた人はこの金額をもらうことができます。

これは年間の額ですので1ヶ月あたりに換算すると満額納めていた人で64875円となっています。もし納付年数が25年に満たない人は、まったく年金を受給することができませんので注意しましょう。

厚生年金・共済年金

そして厚生年金ですが、こちらは1ヶ月でも加入したことがある人の中で原則25年以上国民年金の加入をして1年以上厚生年金に加入したことがある人で年齢の条件に当てはまる人は特別支給の老齢厚生年金が60歳前半から受け取り可能です。

それ以外に共済年金などもあります。老齢基礎年金と退職共済年金の合計を合わせると、平均して500万円年収があった人で35年間仕事をしていた人は1ヶ月に17万5千円ほど年金を受給することができる計算です。

年金は万が一のときにも安心です。万が一のことがあった場合には遺族年金の支給があります。夫の職業によって遺族年金の金額は違っているのですが、老後に、夫や妻に先立たれたとしてもその分の年金を受け取ることができるのです。

その額は、例えば平均月収が35万円のサラリーマンが先立った場合、子供がいる期間は1ヶ月15万円、老齢年金までの期間子供が独立してからは9万円程度、老後の年金は11万円程度受給できることになっています。年金は老後の生活にはなくてはならないとても大事な収入源です。