老後難民にならないために

難民チェック

老後難民という言葉を知っていますか?
老後難民、その名のとおり老後に生活していけなくなる人のことを言います。
老後難民にならないためには一定の生活費が必要です。60歳までに十分な老後の資金を用意できない人もいるかと思いますが、ここでは老後難民にならないためにはどうすればいいのか考えていきます。
老後難民になるかならないかをまずはチェックしてみましょう。

あなたは公的年金の受給額を把握していますか?会社の外に信頼できる仲間はいますか?
一生打ち込みたいと思っているものはありますか?
借りている住宅ローンの金利は把握していますか?定年退職をするまでにはローンの返済は終わっていますか?
子供の教育資金の総額を把握して資金はめどがついていますか?
ボーナス補填なしで家計は黒字ですか?定年を迎える10年前から老後資金について計画を立てていますか?
定年後の生活は話し合っていますか?
これらにどれくらい当てはまりますか?

これに当てはまる数が少ない人ほど老後難民になりやすいので注意してください。
老後難民予備軍といわれる人は、平均年齢が46歳で年収554万円前後、配偶者があり、配偶者に収入があり資産1428万円の人。
そして老後難民にならない人は平均年齢が51歳、平均年収が766万円、配偶者ありで配偶者の収入も300万円以上あり、資産総額が4651万円。

この人は老後難民にはなりません。
しかし46歳でこの状態でもまだあきらめることはありません。
老後難民にならないようにするポイントを紹介します。

ポイント

まずは老後のイメージを明確にしましょう。
夫婦で共有して一緒に働くことが大事です。
そして年金額は博しましょう。
そして家計を企業経営と同じ発想で経営します。
難民予備軍の大半が毎月赤字ですので、経費削減を心がけてまずは赤字をなくします。
そして積み立て運用で時間を味方につけることも大事です。いきなり資産を増やすことは大変ですが、毎月5万円、20年間積み立てただけでも1200万円になります。
3パーセントで複利運用していれば1640万円になります。
そして背伸びをした住宅ローンは組まないことです。

60歳までに完済できるかどうかは貯蓄額よりも不安につながるはずですから、住宅ローンの無理は禁物です。
こうしたことを考えて老後難民にならないように努力しましょう。
こつこつと3万円でも5万円でもいいので積み立てをしておくことが将来の老後難民を解消することにもつながるはずです。
老後難民になってこれまでの人生を台無しにしないようにこれからの準備が大事です。