どうする?老後の資金運用

老後の資産運用について

まず老後にいくらくらい必要になるのかを考える必要があります。
医療技術が発展していることや、長寿が進んでいることもあり、退職をしてからの生活は男性が60歳で定年退職をした場合で23年間、そして女性は28年間もリタイヤ後の生活を送ることができる次代です。
その一方で老後の時間が長くなったことで不安を感じている人も多いのです。
老後の資金をしっかりと考えて資産運用をしなければいけません。
まず老後に必要なお金ですが、リタイヤしてからの生活からリタイヤ後の収入を引きます。

収入は主に公的年金です。
そしてリタイヤ後の必要な資金が出てきます。
リタイヤ後の生活費はゆとりある生活をしたければ34万円は必要といわれています。
リタイヤ後、60歳から亡くなるまでに必要な生活費は1億1800万円です。
そして公的年金が夫婦で6040万円です。
これを計算すればリタイヤ後に必要な資金として5760万円は必要ということになります。

60歳でリタイヤする人は5760万円はなければゆとりある生活を送ることができないのです。
それに加えて医療費や介護のお金などもかかわってきますので、資産運用に関しては慎重に行う必要があるでしょう。
資産運用の考え方をしっかりと知らなければいけません。

老後の資産運用は若いころの資産運用とは違います

人的資本のバランスを考える必要はありませんので、資産を分散して、ライフプラントどのようにして連動させるのか、この2つに重点を置いて考えていきましょう。
必要な額として5760万円がありましたが、これは資産運用をしない場合の値段です。
28年間でこれだけ必要ですので1ヶ月にすれば17万円という数字になります。
これは本当ならば毎月の赤字を補填すればいいのですが、60歳の時点でどれくらいの資産が手元にあればいいのでしょうか。

28年間の間に平均して1パーセントで運用するなら4960万円、2パーセントで運用するなら4340万円、3パーセントで運用するなら3830万円必要です。
不動産を持っている人は不動産の資産価値をどうやって使うのかもポイントになります。自宅で死ぬまですごすという考え方もありますしお金の資産が減ってきたら不動産を売却してそれを老後の生活資金にすることもできます。
特に人気の高い住宅地ですと、売却した際に思いがけぬ高額になることがあります。
住環境のいい住宅地ですと、住んでいる人がなかなか引っ越しません。そのためあまり土地が売りに出されず、家を建てたい需要に対して土地が足りていない状態が生まれます。
そのような土地ですと、建物が古くても高額な価格で売れる可能性があるのです。

リバースモーゲージという生前に自宅に住みつつ自宅不動産を担保にしてお金を借りるという方法などもできるようになりましたので、資産管理については、どのようにして資産運用をするのが自分たちにとって一番いい方法なのか老後の資金も頭に入れて考える必要があります。