老後の不安
現在、持ち家があるのに老後に不安を感じている高齢者がふえています。
特に古い家に住んでいる場合、防犯対策がしっかり行えなかったり、段差が多く高齢者には住みにくい傾向があるのです。
ではどうすればいいのでしょうか。空き巣が増えたり少子高齢化社会で住宅市場も様変わりしつつあります。
新しく高齢者向けの住宅が増えているのも今の時代の流れといえるでしょう。
実は空き巣がとても問題視されています。
高齢者がいない間に空き巣に入る、いても気がつかないうちに空き巣に入られるケースが多いので、高齢者は老後に持ち家があってもそこに暮らすことに不安を抱えていることが多いのです。
それから持ち家となると二階建ての場合が多く高齢者になりますと階段を使って二階まで上がるのが大変になりますし、夫婦二人だけで暮らすには広すぎるという問題も出てきます。
これまでは老後といえば、二世帯で子ども家族と一緒に暮らす家庭がほとんどでした。今は家族形態もかなり変わっていて、単身で高齢になってから暮らす人も増えていますし、夫婦だけで暮らすケースもとても増えています。
元気なうちは持ち家に夫婦で暮らすのもいいかもしれませんが、だんだん体が思うように動かなくなってくると持ち家で二人だけで生活をしていくのに不安を感じる人も多いのです。
現在の住宅事情
そういった背景から老後の住宅事情は変わりつつあります。
それは持ち家を売却してサービスつき高齢者向け住宅に入る人が増えているのです。
老人ホームではありませんのでプライベートな部屋もありながら必要なときは生活支援も受けることができるという、とても快適な施設です。
中には高級ホテルのようなとてもレベルが高いサービスを受けることができるところも増えていますし、空いているマンションやアパートを利用して高齢者に提供するサービスもあります。
元気なうちは子供や家族の世話にはならない、でも迷惑をかけたくはないけど一人のときになにかあったらどうしようか、そんなことを解消してくれますので需要は高まっているのです。
しかし要介護度が上がるとサービスつき高齢者向け住宅に住み続けることができなくなるため、土地の安い地域でバリアフリーの格安セミオーダー住宅を建てる人もいます。
セミオーダー住宅は広告費や過剰な仕様を削減し、1000万円以下で建てられる安価な住宅です。比較的気軽に好みの住宅を建てられるため、建てなおしに向いています。
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老後に家族と一緒に住むことばかりが幸せとも限りません。
幸せの形というのは人によっても違いますし自分に合うライフスタイルを選べるのがこれからの高齢者の住宅事情に反映されてくるのです。
一人暮らしの不安を解消しつつも安心した生活が送れるような高齢者向けの住宅が重宝するといってもいいでしょう。